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蒲公英 〜癒しと生命力の花〜

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鈴代まお

Author:鈴代まお
過去、小説らしきものをあまり書いたことがないという超ド素人。
ボキャブラリーの乏しい自分がどこまで書けるのか…(汗)

注:
このブログにも著作権はあるようです。

遅筆な上にストックもないので、更新はかなり遅めです。

誤字脱字も、たぶんあります。
気付いたところは後から修正してますが、そういうのとかも指摘してもらえると助かります。
←何故か他人頼りな…(汗×2)

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第2話

ドスンッ!!

突然、かなり大きな物音がして、トヲルは飛び起きた。

ガスンッ!バスンッ!!

「な、な、なっ?」

再び音は続く。トヲルは突然のことで全く状況が把握できず、辺りを落ち着きなく見回した。

玄関の方から聞こえてくるようだ。ドアを叩いているような音である。

起きあがると覚束ない足取りで、真っ直ぐ吸い寄せられるように玄関へ行き、ドアを開ける。

見るとそこには一人の、年の頃なら20歳前後ほどの若い男が立っていた。

トヲルと同じ東洋系の血筋なのだろうか。

無造作に、幾らか長めに刈られた漆黒の髪。瞳も同じ色だが、三白眼なのか目付きは悪い。紫ラメ入りの派手な柄のシャツを着崩し、ボロボロの色あせたジーンズを穿いている。

そしてポケットに、両手を突っ込みながらくわえ煙草で、上からその目付きの悪い眼で、トヲルを睨み付けていた。

「あんたがトヲル・藤崎、だな」

男は目線を外さずに、そのまま投げ捨てた煙草を右足で乱暴に消すと、唸るように低い声で問う。

トヲルは自分より、背の高いその男を見上げ、反射的に「しまったっ!」と思った。

普段なら、玄関に設置してある監視用モニターで、確認してからドアを開けるのだが、今日は半分寝惚けていたということもあり、確認をせずに開けてしまったのだ。

そのまま無言で、ドアを閉めようとするトヲル。

しかし男の足が、ドアの隙間に滑り込む方が、一瞬早かった。

「!ちょっと待てコラッ。何で閉めんだ!?」

更に男はドアを手で押さえ、こじ開けようとする。

だがトヲルも必死である。ドアを力一杯引き寄せながら、トヲルはやっとの思いで抵抗の言葉を口にした。

「あっ、あのっ。僕!…ウチは何もいりませんから!何かを売り付けようとしても、無駄ですからっ」

「てっ、テメーっ!ヒトがどんだけチャイム鳴らしても出て来やがらなかったクセに、なんだその態度は!?おもてに出ろっ!!」

若干、双方の会話が噛み合っていないようにも見える。

だが体力の回復していないトヲルのほうが、力を緩めてしまい、男はその隙にドアを開けたのだった。

男が玄関に入り、鬼のような形相で徐々に迫ってくる。トヲルは咄嗟に踵を返し、更に奥の方へ逃げ込もうとした。

が、振り向いた瞬間、トヲルは背後に、かなりの衝撃を感じるのだった。


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